【賢く就活】オンラインインターンシップに参加して効率よく就活しよう!

 皆さんは「オンラインインターンシップ」というものをご存知でしょうか。 「オンライン授業」や「オンライン会議」など、「オンライン」に溢れている世の中ですが、オンライン上で行われるインターンシップとはどういったものなのか詳しく知らない人が多いのではないでしょうか。 本コラムでは、インターンシップの中でも「オンラインインターンシップ」にフォーカスし、関連する内容を取り上げてまとめています。 ・オンラインインターンシップで何が出来るのか知りたい ・オンラインインターンシップのメリットデメリットを知りたい ・オンラインインターンシップでの注意点を学びたい 以上のような方におすすめの記事となっております。

1.オンラインインターンシップとは

 そもそも「オンラインインターンシップ」とは何なのでしょうか。

オンラインインターンシップというのは、文字通り、パソコン等を使用し、オンライン上で行われるインターンシップ活動のことを言います。


インターンシップというのは、企業が学生に対して、就業体験の場を設け、学生はその場に参加できるという制度を言います。


つまり、オンラインインターンシップというのは、Web会議やチャットツール等を利用し、オンライン上で就業体験をすることが出来る制度なのです。

この制度は、2020年1月頃からの新型コロナウイルス感染症の流行がきっかけで、企業が対面ではなく、オンライン上でインターンシップを実施し始めた、という背景があります。

時代に即した方法での採用活動を行うために、多くの企業がオンラインインターンシップを導入しています。

2.実施内容とその特徴

 オンラインインターンシップがどういったものであるかについては、理解して頂けたかと思いますが、果たしてどのような就業体験をすることが出来るのでしょうか。

以下では、実施内容とその特徴について解説していきます。

1.講義・セミナー

 企業の社員が講義・セミナー形式で、会社の概要や業務内容、業界の状況等を説明してくれる活動です。

現場で活躍している社員から直接話を聞くことが出来ることが特徴で、オンライン上で、画面共有等で資料やスライドを見ながら、説明を受けることが出来ます。

会社概要や業界の動向だけでなく、現場社員の生の声を聞くことで、実際の働き方やインターネット上に記載されている採用情報だけでは知りえないリアルな情報や魅力を探ることが可能です。

業界の研究や企業の知識を深めたい方にはおすすめの活動になっています。

2.グループワーク

 企画の立案や解決策の掲示など、企業側から与えられた課題に対して任意で決められたグループに分かれ、ワークに取り組む活動です。

インターンシップの中でも、最も多く取り組まれている基本的なプログラムで、オンラインでも内容はほぼ同じで、近年の技術の進歩により対面と変わらないグループワークをすることが出来るのが特徴です。

グループワークには、プレゼンタイプ、作業タイプ、ゲームタイプの大きく3つのタイプがあり、オンライン上で行われるグループワークは基本的にプレゼンタイプのものがほとんどです。

活動の流れとしては、グループワーク終盤にワーク内でまとめた意見をグループごとに発表・プレゼンし、社員からフィードバックを貰えるという流れが多いです。

業務難易度や自身の職種への適性判断をしたい方にはおすすめの活動になっています。

3.社内・職場見学

 オフィスや工場などの施設内をオンラインで見学できる活動です。

オフィスや工場の見学は対面で行うものと思われがちですが、オンライン上でもライブ配信や録画機能を利用することで見学することが可能です。

対面による人数制限がオンラインにはないため、効率よくじっくりと職場・工場の見学をすることが出来ます。オンラインならではの強みとして、現地に足を運ばなくても社内や工場の雰囲気を知れることは特徴の1つと言えます。

企業の雰囲気や現場の設備などを知りたい方にはおすすめの活動になっています。

4.社員座談会

 懇親会や座談会のように、学生が社員と交流する機会を得ることが出来る活動です。

業務内容や会社の事業、業界に関することだけでなく、企業説明会等では聞くことの出来なかった深掘りした質問等も、現場で活躍している社員本人に聞くことが出来ます。

オンラインインターンシップの座談会等は、学生と年齢が近い若手社員が担当することが多いため、自身とより立場の近い社員から話や意見を聞くことができるのが特徴です。

実際に働く人のリアルな人の声を聞くことで選考前の不安や疑問を解消し、企業とのミスマッチを防ぐ効果もあります。

現場で働いている社員と会話し、企業の雰囲気を掴みたい方にはおすすめの活動になっています。

5.業務体験・実務

 業務体験や実践のプログラムにおいて、実際行う軽作業や書類の作成等に従事する活動です。

オンラインインターンシップの場合、担当者からマンツーマンで指導を受けられる可能性があり、入社後の働き方を想像しながら、活動を体験できることが特徴です。

業務内容は、特定のプロジェクトにアサインされるプロジェクトワークや日常業務など、企業によって様々です。

テレワークを導入している企業の場合、入社後も同じ要領で指導される可能性があるため、就職したときの実際の勤務に近い感覚で実務体験をすることが出来ます。

業務を体験した上で適正に合うかの判断をしたい方、業界や会社を既に絞り込んでいる方にはおすすめの活動になっています。

3.メリットとデメリット

 オンラインインターンシップの活動内容は様々ありますが、メリット・デメリットもそれぞれあります。
以下では、オンラインインターンシップにおけるメリット・デメリットを解説していきます。

メリット

 オンラインインターンシップの強みとして、インターネット環境さえ整えておけば、場所を問わずにいつどこでも気軽に全国のインターンに参加できることが挙げられます。地方在住で都心部の企業を志望している学生など、物理的な距離に制約がある学生にとって、オンラインインターンシップは距離や時間の制約がなく、とても参加しやすい制度になっています。


また、わざわざ企業に足を運ぶ必要がないため、交通費や宿泊費などといった費用の節約にも繋がります。そのため、費用を気にすることなく、遠方の企業のインターンシップにも気軽に参加することが出来ます。本選考が始まると、どうしても本社に行く必要がある場合もあるため、インターンシップにかける費用が抑えれるのは資金面における安心感が得られます。


効率的に業界及び企業分析をすることが出来る点も強みと言えます。従来のインターンシップは3ヶ月~1年以上など、比較的長期に渡って実施される場合が多かったですが、近年増えているオンラインインターンシップの場合、1~2日間など、短期で行われるケースが多くなってきているため、複数の企業のインターンに参加しやすくなっています。

自宅にいながら、パソコン1つで複数の企業のインターンシップに参加できることは、情報を集めるのに効率が良く、オンラインならではのメリットと言えます。


更に、オンラインインターンシップを通して、オンライン面接対策が出来ることも挙げられます。新型コロナウイルスの影響で、採用フローのオンライン化が進み、オンラインによる説明会やオンライン面接が組み込まれることが多くなってきています。オンラインならではのマナーや注意点などもあるので、オンラインインターンシップを通して、一度練習する機会を得られる点はメリットであると言えます。

デメリット

 オンラインインターンシップにおけるデメリットの1つとして、企業の雰囲気が分かりにくいことが挙げられます。オフィス・工場見学など実際の職場を見る機会は、オンライン上でもありますが、対面と比べるとどうしても、伝わりにくい部分があるのが現状です。志望度が高い企業の場合は、自ら企業に出向き、直接雰囲気を見ることが良いでしょう。


また、コミュニケーションがとりづらいことも挙げられます。対面のように直接顔を見て会話しているわけではない_で、表情の読み取りにくさ、間合いの取りにくさ、ネット回線によるレスポンスのずれなどが生じます。オンラインだからこそ、積極的なコミュニケーションを意識して、意見交換等を行うことが良いでしょう。


集中力が続きづらいという点も、オンラインならではのデメリットと言えます。対面のインターンシップと異なり、担当者や周りに学生がいないため緊張感を保てず、集中力が続きづらいことが挙げられます。リラックスできる自宅での参加となると、スマートフォンなどのような誘惑に気をとらわれがちになります。スマートフォンの通知をオフにすることや窓やドアを閉めて、周囲の音が聞こえない集中できる環境を作ることが良いでしょう。

4.参加する上での注意点

 ここまで、オンラインインターンシップの内容について解説してきました。

実際にオンラインインターンシップに臨むに当たってどのようなことを意識すれば良いか理解して頂けたでしょうか。


以下でオンラインインターンシップにおける注意点を紹介します。

・会話の際には、リアクションは大きめに取る

・聞き取りやすいように、ゆっくりはっきり話す

・カメラの位置を意識する

・顔の表情を意識する

・服装は場に合ったものを選ぶ

・使用機器やツールは事前にマニュアルを確認する

・部屋の明るさやWi-Fi環境を確認する

・起こりそうなトラブルを事前に予想して対策しておく


オンライン上だと、相手に対して、思う程リアクションが届かない場合があります。声も表情も少しオーバーぎみにリアクションすることが良いでしょう。服装は、スーツもしくはオフィスカジュアルが好ましく、事前に使用機器等の周りの環境を確認することを心掛けましょう。パソコンが突然使えなくなってしまうなど、予想されるトラブルに対して、事前に対策を考えておくと、当日に落ち着いて対処できるので、準備を怠らずに臨むことが大切です。

まとめ

いかがだったでしょうか。
オンライン上で行われるインターンシップについて、概要やメリット・デメリット、注意点等についてまとめました。

オンラインインターンシップを上手に活用することで、就職活動の効率をよく進めることができます。
皆さんも、活用してみてはいかがでしょうか。
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