【就職活動】スポーツ業界って一体どんな業界???
『スポーツ業界には一体どんな企業が存在するのでしょうか。』 人々に興奮や感動を与え、私たちの生活を豊かにしてくれるスポーツ。 そんなスポーツを仕事にしたい!と考える人は少なくないでしょう。 しかし、具体的にどのような企業があり、どのような人が活躍しているのかをよく知っている人は多くないと思います。 スポーツ業界は未だ、謎の多い業界なのかもしれません。 本コラムでは、スポーツ業界に着目して、紹介していきます。 「スポーツ業界にはどんなお仕事があるのか知りたい!」 「スポーツ業界の現状や課題について理解を深めたい!」 「スポーツ業界で働くことのメリットやデメリットを学びたい!」 そんな方におすすめの記事になっております。
①スポーツ業界とは
スポーツ業界とは、ミズノやナイキといったスポーツ用品等のメーカーやフィットネスクラブ、プロスポーツ選手やトレーナーなど、スポーツに関連する様々な事業を展開する産業のことを指します。近年では、eスポーツという電子機器を用いて行われるスポーツもスポーツ業界に含まれるようです。
スポーツ業界は、取り扱っている商材がスポーツというだけで、他の業界と変わらず、職種や業務内容は非常に多く存在します。これらの多くの業務を分けると大きく3つに分類することができ、以下のようになります。
1スポーツサービス・情報産業
(スポーツメディアを運用する会社、プロスポーツチーム)
2スポーツ用品産業
(ナイキやアディダス等のスポーツメーカー、ゼビオ等のスポーツ用品店)
3スポーツ施設・空間産業
(スタジアム運営やスポーツ施設運営)
また、この他にもスポーツ業界に関連する業界として、
○マスコミ業界
○食品業界
○エンターテインメント業界
などもあり、他業界とも多くのかかわりを持つ、多種多様な業務に溢れている業界と言えます。
②具体的な職種
スポーツ業界がどのような業界であるかを紹介していきましたが、具体的にはどのような職種があるのでしょうか。以下では、スポーツ業界の具体的な業種を紹介していきます。
例1.プロ野球選手
スポーツに関わるお仕事の1つとして、まず初めに思い浮かべる人が多いであろう、プロスポーツ選手の1つです。プロスポーツ選手には、野球選手以外にも、テニス、ゴルフ、サッカーなどプロスポーツを競技する選手が他にも存在します。
スポーツ選手として活躍する人はほんの一握りですが、スポーツ選手が立派な結果を出せるようにサポートをするコーチやマネージャー等もスポーツ業界の職種の1つです。
例2.スポーツインストラクター
スポーツに関連する仕事の中で、指導に関わる仕事の1つです。フィットネスクラブのコーチやプロ選手のトレーナー、水泳教室の先生など、体の使い方やコンディションの管理の仕方を指導する仕事です。
フィットネスクラブにおいて、マシンの使い方を指導したり、体操教室やボクシングジム、ダンススクール、ヨガスタジアムなど、特定の施設において活躍する人なども存在します。最近では、部活動指導の外部委託が進んでいる影響で、部活動を指導するコーチなども需要が高まっており、様々なスポーツ現場で活躍しています。
例3.アスレティックトレーナー
スポーツ現場の医療に関連する仕事の1つです。スポーツと医療に関連する職種として、スポーツドクターや理学療法士、柔道整復師なども存在します。
アスレティックトレーナーは、対象となるプロ選手もしくはアマチュア選手に対して、スポーツに特化したリハビリや安全・健康管理、コンディション管理、競技力向上を目的に携わる仕事を言います。
③スポーツ業界の中身(現状と課題、将来性)
スポーツ業界と聞くと、プロスポーツ選手に携われたり、健康的に身体を動かすことが出来るなど、華やかな業界を思い浮かべる人が多いかと思いますが、実際のスポーツ業界の中身をよく理解している人は多くないでしょう。
スポーツ業界の現状や現在抱えている問題、今後の展望について以下で紹介します。
1.スポーツ業界の現状と課題
日本のスポーツ業界は海外に比べ市場規模が大きくないことが現状の1つとして挙げられます。そのため海外への進出に向けて、人材の育成やビジネスモデルのグローバル化が課題になります。
スポーツ庁が発表した事業報告書によると、2012年時点では5.5兆円だったスポーツ産業の市場規模を2025年には15.2兆円までに伸ばすことを目標として掲げています。
現在注目されている分野として、スポーツビジネスにおけるIT技術の活用を指す、スポーツテックが挙げられます。この分野は、同じくスポーツ庁が発表したデータによると、2013年の投資額が5億ドルに満たなかったものが、2018年には25億ドルまで伸びており、伸びしろの多い業界と言えます。
またここ最近の傾向として、ランニングやスニーカーの流行により、国内スポーツ用品の市場はやや上昇傾向にあります。スポーツ用品に関しては、レジャー系や競技外での用品の活用が高まっており、今後も需要が高まることが予想されます。
スポーツ業界が抱えている課題として、少子化問題が挙げられます。これは、日本国内の少子化の影響により、内需縮小が予想されます。現状、海外展開できるだけの人材も少なく、人脈が乏しい点も挙げられます。
2.スポーツ業界の将来性
スポーツ業界の海外進出が進めば、将来的に大きく発展することが予想できます。
スポーツ庁の施策によると、日本のスポーツ業界の発展のためには、海外市場への進出が重要視すべきポイントとなっています。スポーツメーカーのみならず、スポーツイベント等においても、国際的に展開できるコンテンツが求められています。
伸びしろのあるスポーツテックやeスポーツなど、多様な観点から産業の発展のためのアプローチが求められています。
④スポーツ業界のメリット・デメリット
スポーツ業界で働くことによるメリット・デメリットは何があるのでしょうか。それぞれの内容について以下で紹介します。
1.スポーツ業界で働くことのメリット
スポーツ業界で働くことのメリットは次のような点が挙げられます。
○スポーツ業界にしかない魅力とやりがいを得られる
○スポーツ業界に深く関われる
スポーツ業界には、スポーツ業界でしかできない業務やその業務から得られるやりがいがあります。スポーツが好きな人もそうではない人も、業界ならではの深い関わりからやりがいを感じることができ、自分の仕事に対する自信を持つことにつながります。
2.スポーツ業界で働くことのデメリット
スポーツ業界で働くことのデメリットは次のような点が挙げられます。
○長時間労働や休日が不規則になることがある
○収入が安定しない可能性がある
スポーツ業界は、スポーツ用品の売り上げや所属しているチームや団体の成績などによって勤務形態や収入が変動することがあります。他の業界と比べると、勤務時間や収入が不安定になりやすいと言えます。
スポーツ業界を目指す前に、志望しているチームや団体の勤務条件や給料など、基本的な情報を収集してから選ぶことが良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、就職活動におけるスポーツ業界の実態についてまとめていきました。
当サイトでは、他にも就職活動に関する記事やスポーツに関する記事を多数掲載しています。ぜひそちらも併せてご覧ください。
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